ファミールヴィラ苗場タワー                        Vol.9

        タワーニュース    平成12年11月15日
                               発行;管理組合法人 ファミールヴィラ
                                    苗場タワー 理事会

1.管理組合規約の完成
 管理組合法人としての規約の完成は当初の予想を超え、時間のかかる作業となりました。
また、佐藤理事の関係のご協力で何とか予算内で発送までこぎ着けることが出来ました。
 規約は、分譲後新たに組合員となられた方のほとんどの方が、製本されたものを所有できず、今まではコピーであり、改正点の未反映などの問題がありました。リゾートを取り扱う不動産専門業者にとっても同様で、入居後のトラブルを最小限に押さえ、組合運営上のメリットの確保があるものとして有用なものと考えています。今回、A4化、ファイリング方式にさせていただいたのは、今後の差し替えを容易にするためであり、規約の根幹をなす区分所有法や現地主要施設の連絡先一覧今回初めて編集に加えたものです。是非、ご覧下さい。 

2.決算の概要−修繕積立金に振替
 平成12年度の決算は管理費会計が単年度でプラス1,260万円となり、予算段階での850万円を上回りました。理事会では直接委託部分や再委託契約部分の契約見直し効果が確実に進捗し、効果が現れてきたものとして評価しています。来期の予算でも単年度1,240万円となり、組合会計の健全化が進んでいます。当期は前期までの繰越金と合わせ、約3,400万円のうち、未収入金部分を除いた500万円を修繕積立金会計に振り替えたいと考えています。
なお、詳しくは議案書をご覧下さい。


3.管理費未収入金について
 昨年、2,500万円越えた管理費未収入金は今年度末段階で約2,900万円となっています。
理事会では総会決議に基づき、給水停止、訴訟の提起などを行なっています。効果は確実にあり、伸び率の鈍化は見られますが、時間がかかる問題でもあり、今後も組合の最重要課題として取り扱っていきます。但し、私は変則2期、約3年8ヶ月の間理事長としてやってきましたが、今回、理事長は交代して頂きたく思います。任期満了に伴い役員立候補をお願いいたします。


4.今後の組合を取り巻く環境の変化
 非営利団体の管理組合法人として、その活動を続けていく上で今後予想されるいくつかの問題については以下のような問題点があります。
1.組合資金の預け先についての問題−☆破綻の可能性がない企業はない。
預金保険機構(郵政省等政府関連機関、外貨建預金、譲渡性預金などを除く金融機関商品に対するもの)、保険契約者保護機構(保険関係)、投資者保護基金(証券会社関係)など
組合資金の資金預け先について、ある程度保全制度はあるものの将来の組合存続力(修繕積立金の留保など)を考える上でリスクに対する管理意識が必要な時代になっています。
また、ペイオフのことも考慮しなくてはならない時期になっています。

2.建物と所有者とのダブル老齢化
 堅牢資産であるマンションといえど必ず建て替えの時期は到来します。約30億以上の資産を快適な状態で維持し、その時代に合わせた改良をしていくとするといくらの費用がかかるでしょうか。修繕積立金の年積立額は1,670万円であり仮に手付かずに100年貯めても16億7千万円にしかなりません。中長期修繕計画は定期的に見直し、常に皆さんで話し合わなければならない時期になっています。

 理事会として広報を書くことに始まり、コミュニティの形成を築くことが、結局、将来において資産価値を維持し、利用価値の高いリゾート空間を生み出すのではないのでしょうか。

皆様のご意見ご質問は郵送やFAXでお待ちしております。宜しくお願い致します。

 窓口であるベニーエステートサービスの住所は〒150-6028 渋谷区恵比寿4−20−3 恵比寿ガーデンプレイスタワー28階 リゾート課 担当は滝沢さんです。

 FAXは03−5448−1570です。