第1号議案 屋上防水改修工事実施の件

下記の要領で屋上防水工事を実施する。

 

目  的;現在の屋上防水機能を強化し、且つ対候性(特に冬季)の高い屋

上防水床にする

概算予算;10,000,000円(消費税含む)

予算計上;修繕積立金会計

工事内容;ポリウレタン樹脂系防水・耐久仕上材で屋上床を改修する

     工法及び使用材料メーカー

     鰍`BC商会/ ニューカラートップSR−A工法

     施工業者  有限会社 朋 友 / 株式会社 ABC商会

実施時期;平成14年9月上旬〜10月上旬(工期約1ヶ月間)

 

 

概  要;

 当館屋上の防水工法は、「アスファルト防水・コンクリート押さえ」となっております。現在、この屋上床は自然環境の影響、特に冬季の凍結・融解(コンクリート目地部分に染み込んだ水が凍結膨張し、剥れを引き起こす)により表面のモルタルが剥がれている状況にあります。

 このような状況は、数年前から発生しており、大規模修繕工事の際には、特に劣化の激しい部分を樹脂モルタルで補修しましたが、再度ひび割れ、モルタルの剥れが起きてしまいました。専門家の調査によりますと、「屋上のアスファルト防水層はコンクリートスラブの下にあり、階下に雨漏れ等を起こしているという事態には至っていないが、防水機能が低下し漏水する可能性がある」「冬季シーズンを過ぎる毎に加速度的に表面コンクリートの劣化が進行しているので、出来るだけ早い時期に改修工事を行う必要がある」とのことで、理事会では根本的に屋上を改修することを検討してきました。

 

屋上防水工事を実施するにあたり

(1)    屋上に設置してあるゴンドラの走行に耐えうる工法材質であること

(2)    苗場の気象条件に耐えうること

(3)    施工後のメンテナンスが容易であること

(4)    10年の保証を得られること

(5)    施工実績があること 

以上の条件のもとに、各種の工法を比較検討した結果、耐久性に優れ、店舗の屋上駐車場床防水工事で使用実績がある防水材で改修することを上記の通りご提案することにいたしました。

工事実施時期は秋口がベストな時期と考えられます。

なお理事会では、この工法の施工例を都内目黒駅前のビルで業者立会いのもとに見分いたしました。

 

第2号議案 オートロック入館システム変更の件

 住戸鍵のコピー鍵による不正入館を防止するため、現在のオートロックシステムを下記要領で

   一階入り口ドア(スキーロッカー室へ通じる入り口ドア)及び

      二階入り口ドア(エントランスホールへ入るドア)をコピーのできない非接触型電子錠システムに交換する。(ホームページで写真紹介)

 

予  算;2,500、000円(消費税含む)

    各住戸の鍵を全て交換する場合でも300万円程度の費用がかかること、また交換した場合でも完全に鍵のコピーを排除できないことなどにより、コピー不可能な電子錠に替え、入り口でシャットアウトする方式にいたします。

予算計上;修繕積立金会計

内  容;当館1階、2階の出入は、電子式カードキーでオートロックを解除して入館する。電子式カードキーは、各住戸に3ケ配付する

     オートロックドアは従来の鍵では入館できなくなります。

     また専有室各戸の鍵は交換しません。従来の鍵をお使い下さい。

実施時期;平成14年12月頃より

 

概  要;

 当館出入口のオートロックの開錠には住戸鍵を使っていますが、この住戸鍵は自由にいくつでもコピーを作ることができます。このため、コピー鍵を不正使用して入館し、大浴場を利用したり、館内で不法行為をはたらくという危険性があります。(現実にコピーされた鍵で不正に入館された事実があります)

 セキュリティー強化の要請から、既に都心部などのマンションではさまざまな入館管理システムが導入されていますが、当館においてもコピーの出来ないカードキー(電子錠)によるオートロック化を行い、オーナー又は関係者以外の入館を防ぐ必要があります。

 つきましては、電子錠入館管理システムを導入し、セキュリティーの強化をすべく、以上の通りご提案いたします。

 

(電子錠の仕組み利用方法の補足説明)

1)既に説明のとおり、現在のカギは簡単に複製できるため、オーナーが知らないうちに「複製カギ」(コピーキー)を使い、不正に入館する例があります。

この問題に対処するため、入り口部分のオートロック解錠のためのカギを電子錠に交換いたします。電子錠は@カード型とAキーホルダー型があります。

この2種類のうち、カード型1ケ、キーホルダー型2ケ、計3ケを配布いたします。配布の方法は実施前に配達証明つき郵便で区分所有者あてに送ります。

2)利用方法

新しいキーを玄関入り口の「キー読み取り装置」に近づけるとオートロックドアが開きます。「キー読み取り装置」は従来のオートロック解錠カギ差込口と同じところに取付けます。大きさは手帳大のもので、これに近づけるとドアが開きます。

3)コピーは不可能?

電子錠は、コンピュータにより「オートロックドアが開く」という命令情報をカギにひとつひとつ登録します。万が一紛失した場合は「ドアを開かなくする」

という命令を登録するため、紛失キーで入館はできなくなります。紛失・破損などのために鍵を再交付する場合は実費となります。

4)今までの鍵は?

従来の鍵ではオートロックはあかなくなります。ただし専有部分のドアは従来の鍵をそのまま使います。あくまでも入り口オートドアの解錠のために新しい電子錠を使います。

5)以上の方式によりコピーキーでの不正入館者をほとんど排除できると考えています。常時住んでいないだけに管理組合としてもセキュリティ面に最大の配慮をおこなって行きたいと考えております。