謹 賀 新 年           data 目次へ

    新しい年に新しい試みを

            平成15年元旦 ファミールヴィラ苗場タワー

                     理事長 川島順一                 

あけましておめでとうございます。

今シーズンは早い冬の訪れで、スキーヤーにとっては快適な滑り出しとなりました。苗場タワーも丸12年経ち、オーナーの交代もかなり進んできているようです。それにしてもここ数年のリゾートマンションの急激な価格下落は、いくらデフレとはいえ、管理組合にとってもゆゆしき問題です。

当初分譲価格の10分の1の値段で取り引きされているのは異常としか、考えられません。そこで管理組合としても「資産価値UP戦略」を打ち出さなければならないと考えています。

 
   @苗場・湯沢地区のリゾートマンションでNO1の地位を築く

既に苗場地区での人気は不動のものとなっているようです。

365日通年OPENのプール・大浴場、スキーシーズンの無料シャトルバス、通年の無料駐車場などのサービスは他に無いものです。

他のリゾートマンションと比較すればその資産価値はもっと評価されるべきでしょう。

 

A 管理組合主導型のオーナーのための管理を行います

管理会社任せのマンションは多くの問題を抱えています。その1番はコストのかかりすぎです。サービスを低下させること無く、コストダウンを図るためには管理組合主導で管理を行わなければなりません。

まさにここ四年間の収支が大幅に向上してきたのは、その成果の現われと考えています。リゾートマンションでは大規模修繕をはじめ、設備の修繕に多額の資金を要します。おそらく2020年までに修繕積立金の値上げ無くしては修繕資金が底をついてしまうでしょう。我々は年間1200万円以上の剰余金を目標とし、資金を蓄積することを念頭においています。

またすでにホームページ上で苗場タワーの「収支推移概要、預金残高推移、キ ャッシュフロー」などの情報公開をしております。ホームページ上でこうした 情報公開をしているのは苗場タワーだけでしょう。

 

B 新しい利用価値「famille+one」を追求します

「ファミール・プラス・ワン」とは新しい利用価値を追求するシステムです。今はアイディアの段階ですが、検討を重ね実行できるか研究してみます。

「famille+one」とはどんなシステムか?

丸紅が販売しBESが管理する「ファミール・ヴィラ」シリーズのリゾートマンション間で、お互いのオーナーが「ゲストルームを相互利用」できるようにするシステムです。

「山ばかりじゃ飽きた。たまには海のあるところに行ってみたい」

こんな夢を実現できたら素晴らしいと思いませんか?

ベニーエステートサービスを通し、他のファミール・ヴィラの管理組合に参加を打診していきます。実現できれば他に例の無い画期的な、リゾートマンションの、新たな利用価値を生み出せることと確信します。

 またこのシステムが軌道に乗れば「長期滞納で所有者行方不明の物件」を

管理組合が買い取り、相互利用のためのゲストルームとして利用することも可能ではないかと考えています。

 

C 現在の価格は異常である

苗場タワーの今の値段は異常である。そう断言せざるを得ない。

売りが一巡し、タワーの「資産価値UP戦略」が功を奏すこととなれば

価格は絶対に上がる。苗場地区の需要は全てタワーに集中することとなろう。

仲介業者には売主の希望価格を大幅に下げてまで、売買させようとする今の方針を180度転換しなければならない時期がくる。

苗場タワーの価値を再認識し、評価される時期が必ずや来ることを願うとともに、そのための努力は惜しまないつもりでいる。